針綱神社は、愛知県犬山市の神社で、「尾張五社」のひとつ、延喜式式内社です。安産、縁結びの御利益で知られ、犬山神社、三光稲荷神社とともに犬山城登城口に鎮座しています。針綱神社の祭礼である、からくり仕掛けの山車が競う「犬山祭」は圧巻です。近年は犬山城前広場で「恋愛祭り」も開催されています。
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旅行先の概要
御祭神 | 尾治針名根連命、玉姫命、伊邪那岐命、菊理姫命、大己貴命、建筒草命、建多乎利命、建稲種命、尻調根命、大荒田命 |
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所在地 | 愛知県犬山市大字犬山字北古券65-1 |
交通 | 名古屋鉄道犬山線「犬山駅」から徒歩約15分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社境内に舗装駐車場あり |
URL | 尾張五社 針綱神社 |
連絡先 | 針綱神社 0568-61-0180 |
歴史・由来
針綱神社は、愛知県犬山市の神社で、国学者の天野信景が『尾張五社略記』に掲げる「尾張五社」のひとつ。平安時代の『延喜式』にその名が記されている式内社です。
もとは犬山城天守閣の付近にあったといいますが、天文6年(1537)、戦国武将の織田信康によって犬山城が築かれた際に遷座し、のち明治時代になって現在地の犬山城登城口付近に再び鎮座することとなりました。
木曽川べりに聳える天守閣の美しさは李白の詩にある「白帝城」のようだと江戸時代の儒学者・荻生徂徠に言わしめたという国宝の名城・犬山城のもとには、このほかにも、成瀬正成はじめ江戸時代の歴代犬山城主らを祀る犬山神社、成瀬氏の守護神で道開きの猿田彦神社や恋愛成就の姫亀神社を摂社とする三光稲荷神社が鎮座しています。
この神社には織田信康が安産を祈願し自ら彫り上げたという狛犬が奉納されており、ために安産、縁結びの御利益ありとして知られています。
4月の神社の祭礼は寛永12年(1635)にはじまるといわれる「犬山祭」で、からくり人形を配した3層の「車山」(やま)が繰り出す絢爛たるもので、国指定重要無形民俗文化財、ユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」にもなっています。
また、近年は犬山城前広場などを会場として、クラフト市や音楽ライブなどを組み合わせたイベント「恋愛祭」も開催され、多くの人でにぎわいます。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
国宝犬山城
木曽川河畔にある城郭で、天文6年(1537)に織田信長の叔父・織田信康が築城、その後城主となった石川氏、成瀬氏らが改築。天守閣が現存する国内12城のひとつで国宝。白壁に唐破風を配する美しい姿で「白帝城」とも呼ばれる名城。
【敷地内に身障者トイレ、スロープあるが途中は凹凸ある石畳で勾配が急なため介助者は要注意。券売所脇(写真【5】の坂道をさらに登った場所)に身障者駐車場あり要事前連絡。天守閣内部は狭く急階段のため車椅子困難。】
■参考サイト:国宝犬山城