禅昌寺

禅昌寺 寺院
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禅昌寺は、岐阜県下呂市にある臨済宗の名刹で、飛騨国主・三木直頼が再興したと伝えられます。境内大方丈ほかの建物は江戸時代のもので、茶道宗和流の祖・金森宗和(金森重近)が造園した名勝庭園「萬歳堂」や「八方にらみの達磨」の異名をもつ雪舟筆の大達磨像ほか多くの寺宝があります。
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旅行先の概要

御本尊 釈迦如来・観世音菩薩・薬師如来
所在地 岐阜県下呂市萩原町中呂1089
交通 中央自動車道「中津川IC」から国道257号・国道41号線経由、車で約75分。
JR高山本線「禅昌寺駅」から徒歩約5分。
拝観料 大人300円、中学生以下無料
駐車場 寺院入口に舗装済の無料駐車場(収容台数:50台)あり
URL
連絡先 龍澤山禅昌寺 0576-52-1353

歴史・由来

禅昌寺は、岐阜県下呂市にある臨済宗の名刹です。

創建の由来には諸説ありますが、永和3年(1377)、後円融天皇の勅願により臨済宗南禅寺派の竹処崇園を住職として「大雄山円通寺」が開創され、その後荒廃したため、天文元年(1532)に飛騨国主・三木直頼により再興され、寺号を「龍澤山禅昌寺」と改め、妙心寺派の明叔慶浚を招いて中興開山としたとされます。天文23年(1554)には後奈良天皇から「十刹」に準ずる綸旨を賜っています。

境内の方丈、書院、庫裡などの建物は江戸時代のもので、茶道宗和流の祖である金森宗和(金森重近)が造園した名勝指定の庭園「萬歳堂」(ばんざいどう)や「八方にらみの達磨」の通称をもつ雪舟筆の大達磨像ほか多くの寺宝があります。

車椅子で旅行するポイント

禅昌寺

【1】山門は寛政7年(1795)のもので正面は階段。道路右折し50メートルほど迂回。

禅昌寺

【2】寺域の境に私道があり段差なく境内に入れる。奥に拝観受付。受付前に軽微な段差。

禅昌寺

【3】禅昌寺境内。平坦な石畳が観音堂、大方丈ほかの建物前まで延びている。

禅昌寺

【4】名勝庭園「萬歳洞」含め堂内を拝観できるが、内部は階段のため車椅子不可。



禅昌寺境内図

周辺の名所・観光スポット

下呂温泉

岐阜県下呂市にある温泉で、有馬温泉、草津温泉とともに「日本三名泉」の一つとされる。天暦年間(947~957)にはじめて温泉が湧出し、鎌倉時代に一旦湧出が途絶えるが、飛騨川の河原に白鷺が舞い降りて新たな泉源を知らせたという伝説があり、この白鷺は温泉寺の薬師如来の化身というる。泉質はアルカリ性単純温泉で、「美肌の湯」とされる。
【バリアフリー対応の宿泊施設あり】

■参考リンク:下呂温泉 旅館協同組合公式サイト