須磨寺(福祥寺)

須磨寺 寺院
この記事は約3分で読めます。

福祥寺は、兵庫県神戸市にある真言宗須磨寺派の大本山で、通称を「須磨寺」といい、須磨浦が見渡せる高台に位置しています。当地は「鵯越の逆落とし」で知られる「一ノ谷の戦い」の舞台となっており、平敦盛遺愛の「青葉の笛」が残るなど、源平ゆかりの古刹とされ、その他の寺宝も多く所有しています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 聖観音菩薩
所在地 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4丁目6-8
交通 JR「須磨駅」から徒歩12分、山陽・阪神・阪急電車「須磨寺駅」から徒歩5分
拝観料 無料
駐車場 門前に有料駐車場あり。さらに、本堂北側の県道21号沿いの高台に無料駐車場あり(大型バス5台、普通乗用車30台収容)。
URL
連絡先 須磨寺 078-731-0416

歴史・由来

福祥寺は、神戸市須磨区須磨寺町にある真言宗須磨寺派大本山で、通称「須磨寺」といい、本尊は聖観音菩薩です。

寺伝によれば、天長年間(824~834)に漁師が海中から聖観音像を引き上げて会下山に安置し、仁和2年(886)、聞鏡上人がこの地に伽藍を建ててこれを移したのが始まりとされています。

その後の盛衰を経て、源頼政が復興するものの、源平合戦のさなか、「一の谷の戦い」で炎上します。

さらに慶長7年(1602)には慶長の大地震の被害から豊臣秀頼が中興し、江戸時代には寺領16石余りとなりました。

境内には「平敦盛の首塚」や敦盛遺愛の「青葉の笛」をはじめとして、源平関係の史跡や遺品が多く残されています。

車椅子で旅行するポイント

須磨寺

【1】須磨駅方面から車で来寺の場合は門前に有料駐車場あり。

須磨寺

【2】仁王門より以降の参道も石畳で平坦。

須磨寺

【3】参道の階段のある箇所にはほぼ必ずスロープも併設されている。

須磨寺

【4】参道途中には身障者トイレがある。

須磨寺

【4-1】身障者トイレ内部

須磨寺

【5】寺務所のエレベーターを経由すれば唐門下の階段を迂回して本堂のある上段の境内に移動できる。

須磨寺

【6】須磨寺本堂。参道両脇の石畳からスロープが延びている。

須磨寺

【6-1】スロープで堂上まで移動できるよう配慮されている。

須磨寺

【7】本堂裏手の県道沿いの高台にも無料駐車場あり。

須磨寺

【8】高台の駐車場には身障者区画、奥にはエレベーターあり。

須磨寺

【9】高台の駐車場には身障者トイレも設置されている。

須磨寺

【10】エレベーター降りて墓地の中を進む。参道は舗装された坂道となっている。



須磨寺境内図

境内配置図 [凡例]
本堂 護摩堂 大師堂 唐門 寺務所 書院 庫裏 青葉殿 三重塔 敦盛公首塚 エレベーター 源平の庭 蓮生院 仁王門 桜寿院 放生池 正覚院 須磨寺駅 離宮公園 兵庫県道21号神戸明石線

移動のしやすさ ★★★★★
バリアフリーの状況 須磨寺はバリアフリーにはかなり配慮されており、境内はほとんど石畳やコンクリート・アスファルトで舗装されているほか、階段のある場所には手すり付きのスロープやエレベーターが併設されている。身障者用トイレも境内に複数存在する。本堂の脇にも木製のスロープがあるため、直接本堂の上まで移動することも可能である。ただし、北側の県道21号線からエレベーターで下って本堂に至るルートは、無料の舗装駐車場が利用できて便利なものの、墓地の間を通るやや傾斜が急な坂道になっているので注意を要する。

周辺の名所・観光スポット

須磨離宮公園

神戸市立須磨離宮公園とは、兵庫県神戸市須磨区の丘陵地帯にある面積82ヘクタールの広大な都市公園です。かつて皇室の別荘「武庫離宮」があった跡地に整備されたもので、西洋式庭園を中心とする本園と植物園からなっています。
【身障者用駐車区画・トイレ・スロープ・車椅子貸出あり】

■参考リンク:須磨離宮公園