林泉寺は、新潟県上越市の春日山城下にある曹洞宗の寺院で、上杉家の菩提寺となっています。戦国の名将・上杉謙信はこの寺に預けられ幼年期を過ごしており、境内には謙信の墓所や川中島合戦戦死者の供養塔もあります。
旅行先の地図
旅行先の概要
御本尊 | 釈迦牟尼仏 |
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所在地 | 新潟県上越市中門前1-1-1 |
交通 | JR信越本線「春日山駅」から徒歩で約20分。 北陸自動車道「上越IC」から車で約15分。 |
拝観料 | 志納料(宝物拝観料込)として一般500円、小・中学生250円 |
駐車場 | 寺院入口に舗装済の無料駐車場(収容台数:30台)あり |
URL | 曹洞宗春日山林泉寺 |
連絡先 | 春日山林泉寺 025-524-5846 |
歴史・由来
林泉寺は、新潟県上越市の春日山城の麓にある曹洞宗の寺院で、明応6年(1497)、上杉謙信の祖父にあたる越後守護代・長尾能景が、亡父・長尾重景の17回忌供養のため、曹洞宗の高僧・曇英恵応を開山に招いて創建したものです。
天文5年(1536)に長尾為景が没すると、その末子・虎千代が林泉寺に預けられ、時の住職・天室光育の薫陶を受けますが、これがのちの上杉謙信であり、彼が上杉憲政から関東管領職と山内上杉家の家督を継承すると、林泉寺は上杉家の菩提寺となります。
慶長6年(1601)、謙信の跡を継いだ上杉景勝は徳川家康によって米沢に国替えを命じられますが、代わって領主となった堀家、松平家、榊原家の菩提寺となりその保護を受けています。
境内には、上杉謙信の居城であった春日山城から移築されたといわれる茅葺きの惣門や、大正時代に再建され謙信が揮毫した「第一義」の扁額(復刻)を掲げる山門がそびえています。
また、本堂横の苔むす山の中には、上杉謙信の墓所や川中島合戦の戦死者の供養塔など残されています。
車椅子で旅行するポイント
本堂 スロープ 庫裡 宝物館 御朱印受付 トイレ 鐘楼 山門 上杉謙信墓 川中島合戦供養塔 惣門 受付所 春日山城跡 |
移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況
林泉寺は惣門から本堂に行くにしたがい緩傾斜があるが、アスファルト舗装の駐車場が境内に隣接している上、境内の参道もほぼアスファルトまたはコンクリート舗装となっており、他の神社仏閣と比較して参拝はしやすい。本堂は向かって左側にスロープが設置されており、正面の階段を避けることができる。ただし、上杉謙信墓などは山道のため移動不可となる。
周辺の名所・観光スポット
春日山城跡
戦国時代の名将・上杉謙信の居城があった場所で、国指定史跡。「日本100名城」の一つ。複雑な自然の地形を巧みに利用した堅固な城塞で、標高180メートルに位置する山上の本丸跡に至るまでの間に空堀や土塁などの構築物が残されている。
【春日山神社下まで車で移動可。身障者用トイレ・駐車場あり。ただし、神社から本丸までは階段を伴う急峻な山道のため車椅子は不可。】
■参考リンク:上越市>春日山城跡