虚空蔵禅寺

虚空蔵禅寺 寺院

虚空蔵禅寺は、埼玉県「道の駅ちちぶ」の程近くにある「秩父十三仏霊場」の一つで、丑・寅生まれの守り本尊である虚空蔵菩薩を祀る寺院です。普段は閑寂とした場所ですが、正月12・13日の「虚空蔵尊縁日」にはダルマ市でにぎわい、参道石段に参詣者の長蛇の列ができるほどです。

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旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 虚空蔵菩薩
所在地 埼玉県秩父市上宮地町4704
交通 秩父鉄道「秩父駅」から徒歩約15分。
皆野寄居有料道路「皆野IC」から車で約20分。
拝観料 無料
駐車場 縁日には宮地グラウンド(50台程度)を開放
URL 【参考】廣見寺(虚空蔵寺納経所)
連絡先 0494-23-9001/廣見寺 0494-22-4021

歴史・由来

虚空蔵禅寺(虚空蔵寺)は埼玉県の「道の駅ちちぶ」から約800メートル北側に位置する山沿いにあり、丑・寅生まれの守り本尊である虚空蔵菩薩を祀る寺院です。

昭和時代に宗教法人化していますが、もとは秩父市内にある曹洞宗の「廣見寺」の2世束雄朔方が末寺として室町中期に開いたものです。

廣見寺は明徳2年(1391)に奥州江刺の正法寺末として天光良産が開創した秩父地域では初の曹洞宗寺院であり、天正19年(1591)に徳川家康から朱印地10石を与えられ、明治の廃仏毀釈で廃寺となったものも多いながら、その昔は末寺36を数える大寺でした。

虚空蔵禅寺は木々に包まれた閑寂としたところで、大日如来をはじめとする秩父路の十三の仏を巡る「十三仏まいり」又は「とみまいり」と呼ばれる巡拝地「秩父十三霊場」の一つとなっており、普段は無人のため、現在も廣見寺が納経所となっています。

正月12・13日の「虚空蔵尊縁日」には本尊がご開帳され、ダルマ市が開催されてにぎわいを見せ、この日ばかりは多くの参詣者が押しかけて参道石段に長蛇の列ができるほどです。

車椅子で旅行するポイント

虚空蔵禅寺

【1】参道石段を迂回し手前の坂を上るとイタリア料理店ピノキオがある。向かいの裏参道から車で進入。

虚空蔵禅寺

【2】裏参道は車1台幅で、本堂脇を通って駐車可能なスペースがある正面の空地に出られる。ただし縁日には露店が並び混雑のため不可。

虚空蔵禅寺

【3】虚空蔵禅寺本堂。縁日には開帳するが普段は無人。正面2段の階段あり賽銭箱はその上。



虚空蔵禅寺境内図

周辺の名所・観光スポット

秩父ミューズパーク

長尾根丘陵の広大な敷地にスポーツ、音楽、文化の施設を集めた都市公園。武甲山を望む展望台やサクラやスイセン、シャクナゲなどの四季の花々も魅力。

■参考リンク:秩父ミューズパーク

羊山公園

秩父市街地の東側に位置する都市公園。春には植栽で綺麗にデザインされた色とりどりの芝桜が見頃を迎える。

■参考リンク:秩父観光なび>芝桜の丘(羊山公園)