箱根神社・九頭龍神社新宮

箱根神社 神社
神社
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箱根神社は、奈良時代の天平宝字元年(757)、万巻上人が「箱根三所権現」を祀り山岳霊場として発展したといわれています。石橋山の戦いに敗れた源頼朝を保護したことから中世には武家の崇敬も厚く、近世に東海道の往来が繁くなると、道中安全を願う庶民信仰でも栄えました。杉並木が続く参道には森厳とした雰囲気があり、境内の九頭龍神社の「龍神水」も名水として人気があります。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 箱根大神(瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊)
九頭龍大神
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
交通 東名自動車道「沼津IC」から伊豆縦貫道(無料)・国道1号経由、車で約28分
小田急線「箱根湯本駅」からバスで約40分、箱根登山バス「元箱根港」又は伊豆箱根バス「元箱根」下車、徒歩約10分
拝観料 無料
ただし、「宝物殿」(観覧する場合のみ)は大人500円、子供300円
駐車場 神社境内に第1~第3駐車場、第2鳥居脇にもA、B駐車場あり。(無料)
URL
連絡先 箱根神社(九頭龍神社) 0460-83-7123

歴史・由来

箱根神社は、「関東総鎮守」ともいわれる名社で、孝昭天皇の御代に聖占仙人が箱根駒ヶ岳を神体山として祀り、天平宝字元年(757)には万巻上人が現在地に里宮を建てて「箱根三所権現」としたことにはじまるといい、以後は山岳霊場として発展しました。

中世には石橋山の戦いに敗れた源頼朝を箱根権現別当・行実が匿ったことから鎌倉幕府の崇敬も厚く、近世に箱根宿が生まれ東海道の往来が繁くなると、道中安全を祈願する庶民信仰の拠点としても栄えました。

また、「九頭龍神社」は人々に害をなす九頭竜を万巻上人が調伏し、地域の守り神として祀ったもので、この箱根神社境内に新宮が、箱根樹木園内に本宮があります。

神社参道には老成した杉並木が続く石段があり、森厳とした雰囲気があります。また、境内の九頭龍神社新宮の「龍神水」は、不思議なパワーを頂けると人気です。

車椅子で旅行するポイント

この投稿の内容は古くなっているため、最新の情報は箱根神社の公式ウェブサイト(車椅子経路・駐車場・トイレの位置が図示されています)をチェックしてください。
箱根神社

【1】第2鳥居駐車場向かい(箱根湖畔荘向かい)に身障者トイレあり。

箱根神社

【2】境内の第1駐車場降りて表参道に向かうと石階段が続く。

箱根神社

【3】第1駐車場から車椅子で宝物殿に入るとエレベーターが使える。鳥居から入ると段差のない脇参道の坂。

箱根神社

【4】エレベーター出口。段差のない脇参道に接続している。

箱根神社

【5】神門前の脇参道。平坦な石畳になっている。

箱根神社

【6】神門は階段だが、神門右手の龍神水脇にスロープがあり、車椅子で移動可。

箱根神社

【7】九頭龍神社前を通り箱根神社本殿へ。参道は平坦で移動は容易。



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この投稿の内容は古くなっているため、最新の情報は箱根神社の公式ウェブサイト(車椅子経路・駐車場・トイレの位置が図示されています)をチェックしてください。
境内配置図 [凡例]
箱根神社御本殿 九頭龍神社新宮 龍神水 絵馬殿 社務所 トイレ 武道場 曽我神社 研修殿 第六天社 鳥居 宝物殿 休憩所 第2鳥居駐車場 芦ノ湖

移動のしやすさ ★★★★★
バリアフリーの状況 箱根神社は芦ノ湖畔の高台に位置し、正面の参道は長い石段のため、一見すると車椅子での参拝は不可に見えるが、境内第1駐車場まで入れば宝物殿のエレベーターで社務所脇に出られるほか、場合によっては社務所脇の第3駐車場(許可車両のみ)に直接自動車で乗り付けても移動は楽になる。御本殿までのルートも舗装されスロープも設置されている。宝物殿や屋外の第2鳥居駐車場は身障者用トイレを併設している。箱根全体が観光スポットのため、イベント時期は混雑で境内駐車場まで行き着けない可能性に注意したい。

周辺の名所・観光スポット

芦ノ湖

箱根山の堰止湖で、晴れた日には富士山が眺望でき、湖面に映る逆さ富士が有名。遊覧船が就航し、九頭龍神社本宮ほか各所を巡る。【遊覧船は身障者割引あり】

■参考リンク:箱根 芦ノ湖遊覧船

箱根彫刻の森美術館

国内初の野外美術館。7万平方メートルの庭園内にロダンなど近現代を代表する彫刻家の名作が常設展示されているほか、ピカソ館をはじめとする室内展示場や天然温泉の足湯もある。【身障者割引あり】

■参考リンク:彫刻の森美術館

箱根ロープウェイ

早雲山から桃源台までを結ぶロープウェイ。噴煙が吹き出す大涌谷、芦ノ湖や富士山を眺めながら空中散策が楽しめる。【車椅子乗車可。身障者割引あり】

■参考リンク:箱根ロープウェイ